ニッチな集団向けのLP


LP、大好きです

ランディングページ、大好きです。設計するもの大好きですし、色々なLPを見るのも大好きです。

通常のサイトは、考えることが多いです。ブランドイメージをどう伝えるか、どうすればごちゃごちゃしていると思われないか、逆にどうすれば情報がなさすぎると思われないか、レイアウトは、1ページ当たりの長さは、キーワードの盛り込み方は、などなど。

しかし、LPはリスティングから流入させて、LP内で決済させることが目的なので、大変にシンプル。どうすれば購入ボタンをクリックしてもらえるか、この1点だけ考えればよい、というわけです。なので、あまりお上品にはなりません。むしろ、売る側の短期決戦感が露骨なまでにあふれている、この刹那的なところが好きなのです。

ニッチ向けLPの特徴

複数のLPを作れるような予算がある会社さんは別として、大抵は1商品1LPになるかと思います。その商品がマス向け商品である場合と、ニッチ向け商品である場合では、LPの中身がずいぶん違うなあと、改めて思いました。

  • マス向け商品は「多様なニーズを取り込む」必要があり、複数のペルソナを想定する必要があるが、ニッチ向け商品は「狭い濃い集団のニーズを取り込む」ので、1つのペルソナに注力する。
  • マス商品は、広さと深さのバランスが重要。ニッチ商品は、とにかく深いことが重要。

この狭く深いニッチ商品のLPを設計させて頂いたのですが、これは大変に楽しいお仕事でした。クライアントさんから伺った思い、また「こういう思いがあるはず」という内容をこれでもか、これでもかと、ドバドバ投入していくのです。うま味調味料をドバドバ入れたスープのようなものです。このスープ、ニッチな狭い集団以外は味が濃すぎて飲めませんが、ニッチ集団の中の人は喜んでくれるのです(はずです)。

LPも得意です

というわけで、特にLPの設計は得意です(当方、通常コーディングはしません)。「エンジニアはいるが、LPの設計が苦手」という方、会社様がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。

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法人向けIT業界のこれまでとこれから


クラウド化で多くの企業が不幸になったIT業界

クラウド化によって、これまで、みなうまいことやってきた法人向けIT業界が変革を迫られております。

ハード ソフト
(プログラム)
1970年代以前 自前 独自プログラム
1980年代~
2000年代
自前 パッケージ
または
独自プログラム
2010年代以降 クラウド クラウド
ごく一部の企業だけ
独自プログラム

かなりざっくり言うと、このような感じになりました。よって、ハードウェアベンダーと、企業の独自プログラムを受託してきたSI企業が大変になりました。

ハードウェアリソースの活用度が低いハードをたくさん持っているような時代は終わり、リソースをフルに使い倒す仮想化されたクラウド基盤にとってかわったことは、これまで無駄なハードを販売していたメーカーからすると大きな衝撃でした。このクラウドも、最初は仮想PC、次に仮想サーバーとなり、最後にクラウドにとってかわりました。

また、ODMメーカーが急速に拡大したことにより、自社でデータセンターをいくつも持っているクラウドベンダーが、ODMメーカーと直で話を付けてオリジナルのハードウェアを格安で購入することができるようになった、中抜きの打撃も大きいです。

そして、クラウド化により「ファイルサーバー」「メールサーバー」「イントラ構築」のような、いわゆる「インフラ構築案件」は大きく縮小したことも、SI企業を直撃しています。昔は、ファイルサーバー一つ立てるにも、SI企業がやってくることもあったようですが、今はDropboxを契約すれば終わりです。

2008年に、ニコラス・カーが「クラウド化する世界」で予測した通りの世界が実現してしまった後に残ったのは、寡占できた企業のさらなる隆盛と、それに加われなかった大多数の企業の没落だったということでしょうか。

生き残るSI企業とそうでない企業

私自身はずっと、ソフトウェア企業で勤務してきたこともあり、ハードウェアビジネスについては勘所がないので、今後生き残るSI企業はどんなものか、考えてみました。

1.フルラインアップコンサル型

技術の最新動向を追いかけて、最上流から最下流まで全て手掛けられる企業。これは、お金がある大企業にぴったり寄り添って、システム投資を全てリードするタイプといってよいかもしれません。

こうした企業は、新しいテクノロジーを常時たくさん評価して、それについて発信する力、お客さんに良し悪しを伝えられる力(組織力)、IT投資の最初から最後まで全部を描く提案力が必要になります。日系のSI企業で、一番給料が高い、アルファベット3文字の会社が頭に浮かびましたが、実際のところ、どんなもんでしょうか。

2.利益率の高いクラウドサービス持っている型

  • 高単価だけど、数千人以上使っているクラウドサービス
  • 低単価だけど、数万人、数十万人以上使っているクラウドサービス

この辺を持っている会社が強そうです。SI企業は、月額課金型の小粒な法人向けITベンチャーをどんどん買収していきそうな気がします。このようなExit狙いで、多くのベンチャーがでてくるのであれば、素晴らしいことです。

3.低スキル仕事を従順にやる型

頭はないが、人件費の安さで勝負する「人貸し」企業も、意外に生き残るのではないかと思います。ブラック企業で、労働条件もアレでしょうが、「頭は良くなくても、単価が低い人、それも日本語が話せる人が欲しい」という需要は根強いのではと。

この辺りは、日本企業でよくある「日本語で全て済ませたい」という点と、「リモートでなく社内にいて欲しい」という点の両方を満たす、いわば言語バリアーがあるが故の需要です。低単価・低スキル・日本語の人をたくさんかき集めてくる力が、こうした企業の競争力の源泉かもしれません。これは馬鹿にしているわけではなく、こうした生き残り方もありだと思います。

まとめ

クラウド化により、無駄な投資がなくなってしまい、その無駄な投資で生きてきた企業にとっては大変な時代となりました。無駄な投資が戻ることもないので、どういう生き残り方があるのか考えて、生き延びて欲しいですね。


[ライター向け] クライアントを選ぶ


フリーライターの「フリー」とは、”freedom”のフリーです。上司から言われたことをやるのではなく、独立して仕事を選べる、という立場です。

とはいえ、生活のため、違和感がありながらも仕事を請け続けているかも多いはず。その違和感はどこから来るのか、そして違和感をどのように解決すればよいのかを考えてみましょう。これこそが、「フリー」である強みを生かして、クライアントを選ぶという行為です。

1.単価が安い

解決策1: 単価を上げる
解決策2: 仕事を断る

単価が安いことのみが不満、ということは、逆に言えば「単価以外は不満がないこと」とも言えます。自分がそれなりのアウトプットを出しているという自負があるのであれば、単価を上げる交渉をしてみましょう。単価を上げる交渉については、前回の記事をご覧ください。

そして、単価がどうしても上がらなさそうだったら、そのお客さんからの仕事は断ってしまいましょう。もちろん、断る仕事以外に、バックアップの仕事を持ったうえでの話です。

2.担当者との相性が悪い

解決策1: 仕事を断る

私が仕事を始めたばかりの際、スマホ関連の仕事を頂きました。単価は悪くありませんでしたが、担当者の指示が抽象的でした。その指示を何とかくみ取って納品したものについて、「あなたの記事はなっていない」的なことを指摘されました。「あなたのクラウドソーシングのプロファイルには、このように書いているのに、納品物は違いますね」的な皮肉も言われました。

単価は高いのでどうしようかなと考えましたが、この時私は、お互い合意の上、さくっとお断りました(個人的には英断でした)。相性の悪い担当者と付き合って、自分のエネルギーを減らすと、生活や他の仕事にも影響がでます。よって、「この人とコミュニケーションを取るのが大変ストレス」だと思ったら、さっと身を引きましょう。

3.仕事が合わない

解決策1: 目指す方向性に合致するなら、踏ん張って学習する
解決策2: 仕事を断る

ライター業をやっていると、「この仕事はやりにくい、自分には合わない」と感じる瞬間があるのではないかと思います。

私の例を上げましょう。私が仕事が合わないと感じたのは、「格安SIM関連の記事」でした。既に公開されている情報を整理してまとめるだけで、情報を網羅的にまとめるだけの仕事で、自分のこれまで培ってきた洞察力はいらない仕事でした。こう言ってはなんですが、誰でもできる仕事だと思いました。

この仕事は自分が将来めざしたい方向性でもないので、何とか納品を終わらせて。その後はお断りしました。

と、このように、「自分の将来的な方向性に合致しない仕事」であれば、お断りするのもありです。

逆に、「将来的な方向性には合致しているが、自分の実力がないうえに『合わない、難しい』と感じている仕事」であれば、踏ん張って学習して仕上げることをおすすめします。

「将来的な方向性」というと漠然としていますが、つまり「単価が高い仕事」か、「自分が書きたい内容の仕事」かのどちらかでしょう。これを満たすのであれば、諦めずに力を付けましょう。

まとめ

指示されることに慣れている、相手のことを考えてしまう、といった、ある意味従順な方は、なかなか仕事を断りにくいと思います。しかしクライアントの担当者は、あなたのことを「記事を収めてくれるライター1号」としか見ていないことも多々あります。

よって、もし違和感を感じたら、それを変える努力をするか、どんどん断りましょう。といっても、「やります」といったことを、先方の合意なく途中で投げ出すことはダメです。先方に合意を取って断る、または今月分は納品を終えて以後断る、というように、あなたの評価に影響が出ないようにしましょう。


[ライター向け] 既存のクライアントから売り上げを増やす方法(価格交渉)


突然ですが、私はもともと営業だったので、「できるだけ値引きせず高い価格(定価)で売るのが仕事」でした。

ライターという立場もこれと全く同じで、「できるだけ高い単価で、文章という商品を売るのが仕事」です。

私はこういう、価格交渉となると、営業の血が騒ぐせいか、妙にワクワクしてしまいます。今回は、リピート時に、こんな感じで価格交渉してみたよ、という方法について共有したいと思います。

前提として

まず、以下でお伝えする価格交渉の前提は以下の通りとなります。

1.リピート案件
2.成果物にクライアントが満足している
3.自分の文章に自信がある

既に、文章を販売したことがあって、満足してもらっている。自分もいい文章を書いている自身がある。だから、もう少し単価を上げたいというのが前提です。「一度目の受注時の値上げ交渉」については触れませんので、お間違いないよう。

そしてもう1点重要な点です。

4.価格交渉決裂してその仕事がなくなっても、他で穴埋めできる

その仕事が唯一の収入源、その収入がないと生活できない場合は、交渉力ゼロだと思ったほうが良いです。クライアントの立場が圧倒的に強いからです。

例えば、「単価上げてください」と交渉してみたものの、「単価上げるんだったら、今後書いてもらわなくてもいいです」とクライアントから言われたとします。この仕事がなくなると生活に困るので、決裂した後に「やっぱりこれまでの単価でお願いします」といった場合、クライアントからすると「なんだよ、このライター。結局いままでの価格で仕事受けるんだ。今後絶対値上げしないでおこう」と思うでしょう。

値上げ交渉は、他にオプションがあるからこそ「交渉」になります。よって、もしあなたが、大口先1件からのみ受注しているような場合は、大変危険ですので、早めに他のクライアントも探しておくべきです。

既存クライアントから売上を増やす方法

1.「他と比べて単価が安いので、今後はX円以上でないと受けられません」と言う

これは正面突破といってよい方法だと思います。「あなたの単価は、他のクライアントより単価が安いです。今後も書いてほしかったら値上げしてください」というものです(なお、伝え方はもう少し婉曲にしましょう)。

もしあなたの文章に、現在の単価以上の価値があれば、また、クライアントがあなたのことを個人的に気に入っているのであれば、値上げを飲んでくれるでしょう。

「個人的に気に入る」というのは、「記事の品質が高い」「レスが早い」「愚痴を言わない」「言い訳をしない」「納期を守る」「記事作成ガイドラインを守る」といった点を満たせば、気に入られるライターになると思いますよ。

2.「Wordpress投稿もやりますので単価あげてください」と言う

アフィリエイターは大抵Wordpressなので、アフィリ記事を書いているライターさんには良いテクニックではないでしょうか。もちろん、自分でWordpressベースのサイトを作って、Wordpressについて知識を付けておく必要があります。

また、Wordpressに加えて、画像を無料サイトから持ってきて入れるなどすると、単価を上げる理由になります。私もサイト運営しているので分かりますが、画像を探してダウンロードして、サイズ変更して挿入するのって、時間がかかって結構面倒ですので、喜ばれるかと思います。

3.「キーワード調べて、当該キーワードを上げる記事書きますので単価上げてください」と言う

これまでは、クライアントが全て記事案を出していたが、自分でSEOを勉強して、どのようなキーワードだと流入が見込めそうかと考えて、提案する方法です。キーワード選び、題名、構成、文字数など、自分で考えて提案です。

これは、特にアフィリエイターのクライアントには大変喜ばれる提案ではないかと思います。アフィリエイターはキーワード順位が命なので。

4.「これまで2000字でしたが、3000字にしたいです」と言う

これは、文字当たりの単価は上げられなさそうだが、記事1本当たりの単価は上げたいときに使う方法です。文字数多めでしっかりした記事を書ける人であればよいのではないでしょうか。

5.「これまで月5本でしたが、10本書けます」と言う

これも4と同様に、文字単価は上がっていませんが、1クライアントからの収入を増加させることができるので、まだまだ書く時間に余裕がある人にとっては、よいテクニックです。得意なテーマでまだまだ書ける、ただ単価交渉にはまだ早いかなという時に使ってみましょう。

6.「私、実はこんなこともできますので提案させてください」

ライティング以外で得意技がある人は、「ライター業以外にもこんなことできますので、一度提案させてください」といって、提案するのはありかと思います。

クライアントが困っているであろうことの中で、自分のスキルで助けることができることについて、「何を」「どのように」「どの指標で」助けることができるかをスライドにまとめて提案です(これっていわゆる「営業」ですよね)。

ちなみに私の経験ですが、とある会社様に記事を書いていたのですが、「貴社のサイトにはこういう弱みがあります。私はこういう方法でお役に立てます。また、こんなこともできます」と提案することで、自分の立場を「ライター」から「頼れる外注さん」に移行させ、案件を大きくしたことがあります。

(私が一番好きなのは、この「提案させてください」です。ちなみに)

まとめ

上記のテクニックの中で、クライアントごとに使えそうなものがあれば、ぜひ使って、値上げ交渉、受注額増額交渉をしてみてください。


IT Spending Forecast, 2Q17 Update: Game Changer with Digital Business and Data Centers


法人IT業界で育ってきたので、法人ITの調査会社のドンである、ガートナーさんにはいつも敬意を払っております。

ブログのネタに詰まって、久しぶりにガートナーのサイトを見たのですが、これがなかなか面白かったです。Webinarも聞きましたが、資料をダウンロードするだけで足ります。

IT Spending Forecast, 2Q17 Update: Game Changer with Digital Business and Data Centers

(出典: https://www.gartner.com/webinar/3749563/

要約すると、以下の通り。

  • 短期的にはクラウドが伸びまくっている。
  • 2021年まで、コンシューマも企業も含めたIT投資は拡大を続ける
  • 2021までに特に伸びる分野は、ソフトウェアとITサービス
    • ソフトウェア=SaaS
    • ITサービス=人件費と独自ツール開発費でしょうか

ITサービスの部分は、日本だとSIerだと思いますので、ここがかなり伸びているのは驚きです。クラウド推進で削減したIT投資を、差別化できる部分に投資する必要があり、それが独自ツール・独自プログラムとかなのでしょうか。この辺りはシステム装置産業である、金融業界がけん引しているのかもしれません。

上記のグラフを見ながら、2021年の日本の状況を考えてみると、

  • デバイス → 減少
  • データセンター → 増加
  • ソフトウェア → 増加
  • ITサービス → 減少
  • コミュニケーションサービス → 減少

というようになるのではないかと予想しておきます。人口が減少する国は、全体の投資も減少せざるを得ない気がしますね。

まとまりがない話ですが、今日はここまで。