法人IT業界で育ってきたので、法人ITの調査会社のドンである、ガートナーさんにはいつも敬意を払っております。
ブログのネタに詰まって、久しぶりにガートナーのサイトを見たのですが、これがなかなか面白かったです。Webinarも聞きましたが、資料をダウンロードするだけで足ります。
IT Spending Forecast, 2Q17 Update: Game Changer with Digital Business and Data Centers
(出典: https://www.gartner.com/webinar/3749563/)
要約すると、以下の通り。
- 短期的にはクラウドが伸びまくっている。
- 2021年まで、コンシューマも企業も含めたIT投資は拡大を続ける
- 2021までに特に伸びる分野は、ソフトウェアとITサービス
- ソフトウェア=SaaS
- ITサービス=人件費と独自ツール開発費でしょうか
ITサービスの部分は、日本だとSIerだと思いますので、ここがかなり伸びているのは驚きです。クラウド推進で削減したIT投資を、差別化できる部分に投資する必要があり、それが独自ツール・独自プログラムとかなのでしょうか。この辺りはシステム装置産業である、金融業界がけん引しているのかもしれません。
上記のグラフを見ながら、2021年の日本の状況を考えてみると、
- デバイス → 減少
- データセンター → 増加
- ソフトウェア → 増加
- ITサービス → 減少
- コミュニケーションサービス → 減少
というようになるのではないかと予想しておきます。人口が減少する国は、全体の投資も減少せざるを得ない気がしますね。
まとまりがない話ですが、今日はここまで。