お酒をさくっとやめてみよう


20歳から「何となく」「周りが飲んでいるから」という理由で、ずっとお酒を飲んできたのですが、30代中盤でお酒をぱったりやめました。サラリーマンと比べて、特に自己管理能力、時間管理能力が必要となるフリーランサーの方におすすめします。

カジュアルな酒飲みだったころの話

家では、年に数回しか酒を飲まない父と母のもとで育った私は、大学入学後、人並にお酒を飲むようになりました。とはいえ、「お酒が好き」というよりは「お酒を飲む場が好き」なので、お酒自体をすごく好きになることはなかったです。よって、飲み会に行ってお酒を飲むが、まあビール1,2杯に加えて、ウイスキーとかワインを1,2杯という程度のカジュアルな酒飲みでした。

とはいえ、周りがお酒を詳しくなるのに影響されて、自宅ワインやウイスキー、バーボンなどを買ったり、「オーパスワンという高いワインがあるらしい、ふむふむ」といった聞きかじりの知識を頭に入れるなどはしていました。

「酒ってデメリット多くないか?」と気がつく

飲み会に行けば、何杯か酒を飲んでいた私ですが、30代中盤になった時にふと気が付きました。「酒って結構デメリットだらけじゃないか?」ということに。

1.二日酔い

そこまでお酒に弱いわけではないが、そこまで強くもない私は、少々多めに酒を飲んだ翌日は、寝起きが悪かったり気分が悪かったりします。サラリーマンであれば、「今日は調子が悪いから、午前中はおとなしくしていよう。まあ飲み過ぎたし仕方ないか」で済みます。しかし、フリーランスになると「自分が生み出した制作物なりサービスの量=お金」となりますので、午前中稼働できなければ、半日近くが無駄になってしまいます。つまり、大変に時間がもったいない、そして作業量、収入に直結します。

2.カロリー

ビールのジョッキ1杯で100-200kcal、他のお酒もそれなりにカロリーがあります。ただでさえ、飲みに行くと焼き鳥とか脂っこいものなどを食べたくなるのに、これに酒のカロリーが加わるので太ります。もともと大変太りやすい体質(ただいまダイエット中)なので、酒を飲むのは健康に良くないのです。そして、健康を害しても一定期間は守られるサラリーマンと違い、フリーランスは守ってくれるものがありません。

3.お金

お酒に詳しくない私でも一度だけすごく美味しいワインを飲んだことがあります。グラスから香りがもわんもわんとあふれ出てくるような凄いワインでしたが、グラス一杯で2,000円とか3,000円くらいするようなものでした。
毎度、こんなすごいワインを飲むのでないにしろ、お酒を何杯も飲むと普通に数千円します。が、これがウーロン茶であれば1,000円台くらいで済みます。

お酒をやめようと思い私がやったこと

「よし、お酒をやめるか」と思って私が取った行動はたった2つです。

1.家にあるお酒を捨てる(料理用を除く)

特にお酒好きではなくても、もらったお酒とかが何本かありましたが、安い酒であれば捨てて、高い酒であれば友人にあげました。「こんな酒、ただでもらっていいの?」と言われた酒もあったので、大変喜ばれました。

2.飲み会で「お酒やめました」と宣言する

前提として私は「飲み会には行くが、お酒は飲まない」と決めました。飲み会が嫌いになったわけではなく、お酒を飲まないと決めたからです。
最初のころは、飲み会に参加する際に「お酒やめました。お酒飲まなくても幸せなことに気が付きました」と言っていました。

しかし妻に「その表現の仕方だと、『お酒を飲まないと幸せになれないあなたたち』と解釈されかねず、嫌みに聞こえるかもしれないから、別な表現にしたほうがよい」と指摘されました。よって、「少量のお酒でも翌日起きられないので、飲めないんです」と、あくまで飲まないのは「飲みたくない」のではなく、「朝起きられないから」と言い張りました。

反応はどうだったか、というと、あっさり受け入れられました。

幸いなことに当時勤めていた会社は超絶ホワイト企業だったのと、友人知人で酒を強要するような人はいないので、「あ、そうなんだ」という程度の反応です。ま、お酒を強要するような人がいる飲み会には、そもそも参加しないです。
「健康診断の数値が悪かったの?」とか、「病気とかじゃないよね?」など心配してくれる人もいましたが、「いやー、最近起きられないんですほんとに。年のせいですかね。うちの家系はみな酒弱いですし」というと、「なるほど、そうなんだー」と納得してくれました。

結果、どんな飲み会の席でもひたすらウーロン茶を飲んでいてもOKの身分を獲得しました。

お酒の席が終わって、割り勘で会計する際、「お酒を飲んでないのに、飲んだ人の分も含めて多めに払わないといけない」気がしないわけでもないですが、自分が飲んでいたらもっと会計が高くなっていたわけですので、結局は得しているのだと思うことにしました。

お酒をやめて得たもの

1.二日酔いからの解放

お酒を飲んだ翌日は、体調不良や頭痛などがなくても、寝起きが悪いことがよくありました。いつもより1時間くらい多く寝ないと活動できないような感じです。しかし、お酒をやめたことで、こうした軽い二日酔いがなくなり、「酒が原因で寝起きが悪い」ことが皆無になりました。
「酒を飲んで、すごく幸せな感覚がした結果、寝起きが悪くなる」のであれば、まだ分かるのですが、私の場合「酒を飲んで、普段と感覚変わらないが、寝起きが悪くない」のであれば、単なる損です。こうした感覚がなくなったので、飲み会の次の日は得した気分になりました。
もちろん、飲み会の翌日も通常時と同じように稼働できますので、飲み会が理由での作業パフォーマンスの低下もありません。自分の行いが原因の無駄がなくなると、「自分の人生、仕事、時間の使い方を、きちんとコントロールできている」と思えるので、心の安定にもつながります。

2.カロリー、、、いや体重は変わらなかった

私は現在ダイエット中ですが、もしお酒を続けていたらもっとダイエットが困難だったであろうと想像がつきます。飲み会で、酒飲んで、脂っこいもの食べて、デザート食べて、とやっていると、酒を飲まないのに比べて200-500kcalくらいは余計なカロリーを取ってしまうからです。
酒を飲まない結果痩せた!という話になればいいのですが、そもそもそこまで飲み会にいく頻度が高くないので、体重自体は変わりませんでした。

3.お金はわずかに節約できたかも

お金は節約できたと思います。が、一回の飲み会で節約できる額は1,000円とか2,000円程度なので、微々たる額です。「お酒をやめた結果、ずいぶんとお金が貯まったな」というほどの金額ではありませんでした。そもそも、飲みに行くことも少ないですし。

4.人生で困ったときに酒に逃げなくなる

さきほど妻と話していて、なるほどと思ったことです。普段からお酒に親しんでいる人ほど、「人生で大変なことがあったときに、精神的に参って酒に手を伸ばしてしまいがちになる」そうです。普段は適切な酒量を保てる人も、人生で数度しかないような大きな衝撃を受けた際に、酒におぼれてしまい、健康を害して再起のチャンスを逃してしまうことになりがちです。例えば、家族が亡くなったり、事故に合ったり、失業したり、仕事で大失敗したりなどのイベントです。
普段から酒を遠ざけておけば、困ったときに取る対策に「飲酒」がそもそも出てきませんので、健康を害しない方法での精神の回復方法を模索することになります。これは、お酒に依存してしまうよりもはるかによい方法です。

まとめ

「皆がお酒を飲むので、何となく自分も飲んでいる」という人は多いはず。「お酒の味が好き」「酔っている感覚が好き」というのであれば、ぜひ飲み続けていただければと思うのですが、「飲酒自体から特に得ているものがない」方はぜひ、お酒をやめてみることをおすすめします。

ちなみに私は1-2カ月に一度程度、ビールの味が恋しくなります。こうした時は、「オールフリー」などのアルコール0.00%のビール系飲料を飲んで十分に満足しています(美味しいビールとそうでないビールの味の差がそこまで気にならないので)。