執筆記事紹介 (三菱UFJクラウド戦略、みずほシステムの歴史)


ここ最近作成した記事をご紹介します。

メガバンクのクラウド戦略を解剖する記事の第一弾となります。三菱UFJは、三菱銀行時代から長らくIBMとの付き合いが最も深かったのですが、IBMのBluemixをクラウド戦略の中心にするのではなくAWSを選択した、というのが個人的には驚きでした。

現代では、「よほどの基幹システムでなければクラウドに置く」のが当たり前です。なので、クラウド戦略という語は「メインのシステム開発プラットフォーム選択」というくらいの重みをもちます。メインに選ばれたAWSは、当然三菱UFJの新規システム、既存システムの移行がどんどん乗っかってきますので、がっつり太いビジネスになります。選ばれなかったマイクロソフト、グーグル、IBM、セールスフォースは特定用途のニッチベンダーとなります。ちなみに、これらのベンダーは全て外資系です。日本のベンダーはクラウドプラットフォームという点では存在感ゼロというのは悲しい事実です。

 

みずほに関しては色々と言われていますが、一番の原因は「三行対等合併」という構図にあったと思います。対等であれば、お互いが自行システム存続と給料とプライドを全てかけてガチンコの闘いになります。結果、3行が合併して、「みずほ銀行」と「みずほコーポレート銀行」という2行ができるという意味不明な結末となりました。

そして、この間違いを修正するまでにかかった時間は10年です。最初に3行合併で1行のみにする。第一勧業銀行のシステムのみ残して他2つは破棄、という決断ができていれば、どれだけの無駄が削減できたでしょうか。無駄となった金額は数千億円に上るでしょう。

M&Aに「輪を持って貴しとなす」は間違いで、食う側と食われる側が明確でないといけない。もちろん、食われる側を形式上立てるのはありです(三井住友銀行におけるさくら銀行出身者の処遇のように)。ただ、実権は食う側が常に持たないと、一貫性を維持できず混乱するだけです。


今回は金融とITという記事でしたが、これ以外にもビジネス記事全般得意です。IT全般、マーケティング全般、ビジネス全般の記事のご用命はこちらまでどうぞ。